看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
進路を決める中で幼少期に入院した経験や、当時からテレビのドキュメンタリーや医療ドラマの影響もあったと思いますが「命を守る仕事」に憧れを抱き、医療職の中でも看護師を志したキッカケは患者さんとの距離が一番近い存在が看護師であり、職場体験を通して人とかかわる仕事が自分に向いているのではないかと思い、公立館林高等看護学院に入学しました。
看護学校の思い出は何ですか?
学生時代は座学に実習に学ぶことの多さに大変だった記憶もありますが、それ以上に同級生や先生方と3年間過ごした楽しい思い出が印象に残っています。主な実習先である公立館林厚生病院に就職する同級生も多く、学生時代から切磋琢磨し大切な同志となっています。今でも学院には学生に講義をしに行ったり、バレーボールをやりに行ったりと居心地の良い場所です。訪れるたびに学生時代を思い出し、ここで看護の学びをスタートでき良かったと充実した日々の中で感じています。
どんなことを大切にして看護していますか?
私は脳外科病棟に勤務しています。突然の発症や後遺症を抱え辛い思いをされている方にどのように接すべきか自問自答しながら向き合っています。中には意識障害や言語障害などで自分の思いを伝えることが難しい状況にある患者さんもいます。看護師として今何をすべきか常に考え、一人ひとりの患者さんに合ったケアを提供することが必要です。私が看護師として大切にしていることは、患者さんの気持ちや思いに寄り添い相手の立場になり考えられることです。何気ない言動の小さな変化にも気付ける看る力を日々磨いています。患者さんの症状が緩和されることで笑顔を見せてくれたり、ご家族から感謝の言葉などをいただいた時は何より嬉しいです。様々な患者さんとの出会いや経験から学ぶことが多く、成長し続けられることもこの仕事の魅力と思います。